ニュース・業界情報2026-06-08

2026年第1四半期・中国ドラマ視聴データ大公開|《逐玉》が市占率50%突破で歴代3位の快挙【云合数据レポート】

トクちゃんのおすすめ度

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2026年第1四半期 中国ドラマ視聴データニュース サムネイル

📖 あらすじ

中国の視聴データ専門機関「云合数据」が発表した2026年第1四半期(1〜3月)の長編ドラマ網播表現レポートを解説。《逐玉》が有効再生数で他を圧倒する1位を獲得し、配信開始から9日で市占率50%超えという2021年以降3例目の快挙を達成しました。云合評価でS+を獲得した13作品や、業界全体のトレンドもあわせて紹介します。

🎬 見どころ・おすすめポイント

1

2026年Q1の長編ドラマ霸屏榜(有効再生数ランキング)で《逐玉》が26.4億回再生で1位に

2

《逐玉》は配信9日目で市占率50%突破。2021年以降では歴代3番目の快記録

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张凌赫演じる「谢征」が2026年最初・歴代19人目となる「単日キャラクター人気指数100万超え」キャラクターに

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云合評価「S+」を獲得した作品は四半期で13本。最終確定11本+予測2本の内訳を紹介

5

《慶余年 第二季》が累計有効再生50億回を突破するなど、長期人気作の記録も続々

「云合数据」とは

「云合数据(Enlightent Data)」は、中国国内の動画配信プラットフォームの視聴データを専門に分析・公表している調査機関です。各社が独自に発表する「再生数」とは異なり、第三者視点での「有効播放(実質的に視聴されたとみなせる再生)」や「V30(配信30日間の視聴データ)」などの指標を用いることで、より実態に近いドラマの人気度を測ることができるとされています。今回は、2026年1〜3月期(Q1)の長編ドラマに関するレポート内容を紹介します。

霸屏榜TOP3|《逐玉》が圧倒的1位

2026年Q1の「全网长剧霸屏榜」(四半期を通じての有効再生数ランキング)では、以下の3作品が上位を占めました。

1位:《逐玉(ジュー・ユー)》 | 正片有効再生数 26.4億回 2位:《罚罪2(ファー・ズイ2)》 3位:《太平年(タイピンニエン)》

中でも《逐玉》は、上新長剧(新規配信作品)の集均(1話あたり平均)有効再生数でも6500万回超と他作品を大きく引き離す「断層級」の独走状態。《罚罪2》《老舅(ラオジウ)》も集均V30(配信30日間のキャラクター指数)で好成績を収め、両ランキングのTOP3入りを果たしました。

《逐玉》配信9日目で市占率50%突破|2021年以降3例目

2026年Q1で特に話題となったのが《逐玉》の「市占率50%超え」という記録です。

《逐玉》は配信開始と同時に視聴シェアを独占する「霸屏モード」に突入し、わずか9日目で単日市占率が50%を突破。これは2021年以降に登場した長編ドラマの中で3作品目という、非常に稀な快挙です。また、単日市占率のピークでは《罚罪2》《纯真年代的爱情(チュンチェン年代の恋)》《逐玉》の3作品がいずれも20%を突破し、同時期に放送された作品の中でも頭一つ抜けた存在感を示しました。

さらに、2026年Q1には合計7作品が「长剧热播榜(日次ランキング)」で1位を獲得しており、《罚罪2》《逐玉》はそれぞれ20日間以上、《太平年》《唐宫奇案之青雾风鸣》も10日間以上、日次1位をキープするなど、長期間にわたって視聴者の関心を集め続けたことがわかります。

张凌赫演じる「谢征」が単日人気指数100万超えを達成

今回のレポートで特に注目したいのが「霸屏角色(视聴者の関心を独占したキャラクター)」のランキングです。秦枫・樊长玉・谢征の3キャラクターが、いずれも単日の人気指数で50万を突破する好成績を記録しました。

その中でも《逐玉》で张凌赫(ジャン・リンホー)が演じる「谢征(シエ・ジェン)」は、単日人気指数が100万を突破。これは2026年に入って最初の「百万级」キャラクターであると同時に、2021年から現在までの集計でも歴代19人目という非常に貴重な記録です。日本でも《蒼蘭訣》や《无忧渡》などで人気の张凌赫にとって、新たな代表作が誕生したと言えそうです。

云合評価「S+」獲得は13作品|最終確定11本+予測2本

云合数据では、独自の評価システムによって各ドラマに「云合評级」というランクを付与しています。2026年Q1に「S+」評価を獲得したのは、合計13作品でした。

最終評価が確定したS+作品(11本) 《大生意人》《长安二十四计》《老舅》《骄阳似我》《罚罪2》《逍遥》《人之初》《太平年》《唐宫奇案之青雾风鸣》《成何体统》《除恶》

予測評価がS+の作品(2026年3月31日時点・2本) 《纯真年代的爱情》《逐玉》

中国の清朝末期を舞台にした商業サクセス時代劇《大生意人(だいせいいじん)》は、华流ブログでも紹介済みの作品です。日本でもWOWOWでの放送実績がある人気作が、本国でも高い評価を得ていることがわかります。

長期人気作の記録も続々と更新

今四半期は、新作だけでなく既存の人気作も記録を更新しました。「有効播放俱乐部」(一定の有効再生数を突破した作品の集計)には合計9作品がランクイン。

- 《庆余年 第二季(慶余年 第2シーズン)》:2026年3月13日に累計有効再生数50億回を突破 - 《长相思 第一季(長相思 シーズン1)》:2026年1月29日に集均有効再生数1億回を突破 - 《逐玉》など7作品:集均有効再生数5000万回を突破

《慶余年》《長相思》は日本の华流ファンにもおなじみの大ヒット作。中国本国でも長期間にわたって視聴され続けていることが、あらためて裏付けられた形です。

業界トレンド|「短編化」「拼播」「分账长剧」が加速

レポートでは、視聴データだけでなく業界全体のトレンドにも触れられています。

TOP番組の流量は前年同期比15%減少 2026年Q1の全网TOP20長編ドラマの正片有効再生数合計は137億回で、前年同期比15%減。TOP20入りのハードルも下がっており、2025年同期にはTOP20作品全てが4億回を突破していたのに対し、2026年Q1では7作品が4億回未満にとどまっています。

新規配信は144作品(前年同期比+18本) うち国産新作は63本(同4本減)。一方で「国産库存剧」(過去に制作済みのストック作品)の新規配信は49本と、前年同期比で30本増加しており、各プラットフォームが低コストでコンテンツ量を維持しようとする動きがうかがえます。

「短編化」が継続中 2026年Q1の国産新作は平均26.4話・1話あたり平均44.1分。前年同期と比べて話数は1.5話減、尺は1.1分短縮されており、コンパクトな作品が増えるトレンドが続いています。

独占配信の比率は減少、「拼播」が拡大 国産新作のうち独占配信の比率は79%で、前年同期比12ポイント減。逆に複数プラットフォームでの同時配信(拼播)は拡大しており、特に爱奇艺と腾讯视频の協業が目立ちます。台網联播(テレビ局と配信プラットフォームの同時放送)の比率も40%(同7ポイント増)と上昇傾向にあります。

「分账长剧」も着実に成長 制作会社とプラットフォームが収益を分け合う「分账长剧」は2026年Q1に16作品が新規配信(同2本増)。複数プラットフォームでの共同配信も4割を占めるなど、新しい収益モデルとして定着しつつあります。2025年末配信の《老舅》は爱奇艺単独で累計分账7000万元超、《长河落日》も2200万元を突破しました。

運営面では「期間限定無料」が主流に 新作の7割が期間限定無料で視聴可能となっており、VIP限定の「锁集」や追加課金が必要な「超点」形式の作品比率は2〜4割減少。視聴者にとってはより見やすい環境が整いつつあるようです。

人気ジャンルは古装爱情・现实・都市爱情・都市悬疑 この4ジャンルは新規配信本数・有効再生数比率ともに10%超を維持しており、引き続き市場の主力であることが確認されました。

まとめ|《逐玉》は2026年を代表する1本になるか

今回の云合数据レポートからは、2026年Q1において《逐玉》が圧倒的な存在感を放ったことが鮮明に浮かび上がりました。市占率50%超え・キャラクター人気指数100万超えという2つの「歴代級」記録を同時に打ち立てたことを踏まえると、2026年を代表する1本として今後も語られていく可能性が高そうです。

华流ブログでは、《逐玉》をはじめとする話題作の日本配信情報が判明し次第、随時記事化していく予定です。引き続きチェックしてみてください。

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