サスペンス2026-07-27

正当防衛~それは、正義か殺意か~|あらすじ・キャスト・視聴方法まとめ【高叶×张鲁一×白敬亭・全15話の迷霧劇場サスペンス】

トクちゃんのおすすめ度

3.9

豆瓣(Douban)

6

22,333人評価

📌 基本情報

邦題正当防衛~それは、正義か殺意か~
原題正当防卫
話数15
放送年2025年
配信開始日2025年7月9日
中国配信・放送爱奇艺(迷霧劇場)/北京衛視 + 東方衛視
日本TV放送チャンネル銀河 2026年8月5日(水)24:00〜(=6日0:00〜)/2026年5月19日〜 月〜金 9:30〜の放送あり

📖 あらすじ

市の検察院でベテラン検察官として知られる段鴻山(张鲁一)は、夫からの暴力に耐えかねた妻が夫を殺めた事件を担当することになる。そこへ省の検察院から若手検察官・方霊淵(高叶)が派遣され、二人での捜査が始まる。刺した回数は七度。妻は「怖くて夢中だった」と語るが、正当防衛と見るか殺意と見るかで、検察院内の意見は真っ二つに割れる。調べを進めるうちに、この事件は十四年前に段鴻山自身が「防衛の度を越した」と判断した学校での事件——李沐風(白敬亭)が同級生を死なせ、四年の服役を経た、あの事件——と結びついていく。やがて段鴻山自身が「人を殺した」と警察に出頭し、立場が入れ替わる。七秒から十二秒のあいだに下された判断を、誰が、どんな物差しで裁くのか。全15話。

🎬 見どころ・おすすめポイント

1

『狂飆』の高叶(ガオ・イエ)が省検察院の若手検察官、张鲁一(チャン・ルーイー)がその元指導者にあたるベテラン検察官を演じる

2

白敬亭(バイ・ジンティン)は特別出演。十四年前に「防衛の度を越した」と判断されて服役した青年・李沐風を演じる

3

iQIYIのサスペンス枠「迷霧劇場」の2025年夏の作品。最高人民検察院の映像センターが制作に加わり、条文の適用の難しさを軸に据えている

4

家庭内暴力、学校でのいじめ、証言のほころび、手続きの穴——法の線引きが揺れる場面を、三つの事件を十四年の時間差で結んで描く

5

第16回マカオ国際テレビ祭で作品賞・主演女優賞(高叶)など4部門にノミネート。2026年1月には中国の放送行政から2025年第3四半期の優秀ネット作品に選ばれた

📺 配信・放送で視聴する

日本での配信は確認できていない(2026年7月27日時点)。まずはチャンネル銀河での放送で視聴できる。

👥 キャスト

※ 簡体字・日本語漢字を併記。表記に揺れがある場合があります

ガオ・イエ

高叶

役:方霊淵(ほう・れいえん)・省検察院の若手検察官

チャン・ルーイー

张鲁一

役:段鴻山(だん・こうざん)・市検察院のベテラン検察官。方霊淵のかつての指導者

バイ・ジンティン

白敬亭

役:李沐風(り・もくふう)・十四年前の学校の事件で服役した青年

▶ 詳細を見る

ジャン・シンイー

张歆艺

役:雷爽(らい・そう)・段鴻山の元妻。弁護士

ジャン・バイジア

张柏嘉

役:梅箏(ばい・そう)・十四年前の事件の関係者。水族館で働く

イエ・チン

叶青

役:江婷(こう・てい)・夫を殺めた罪に問われる女性

ニウ・ズーファン

牛子藩

役:張源(ちょう・げん)・江婷の夫

スン・ニン

孙宁

役:宮平(きゅう・へい)・検察院の上司

ツォン・コーラン

曾柯琅

役:丁一(てい・いち)・段鴻山の部下

チュンユー・シャンシャン

淳于珊珊

役:周徳龍(しゅう・とくりゅう)・十四年前に亡くなった少年の父

ジャン・シーウェイ

张熙唯

役:段瀅瀅(だん・えいえい)・段鴻山の娘

🎵 主題歌・OST

命运

李行亮(リー・シンリャン)

📺 主題歌

坚守

张夏玮(チャン・シアウェイ)

📺 エンディング曲

「七秒から十二秒」を裁く物語

この作品が扱っているのは、犯人当てではなく線引きである。夫の暴力に耐えてきた妻が包丁を手にした数秒、学校の図書館で少年が刃物を握った数秒——その短い時間に起きたことを、法はどう名づけるのか。制作陣は正当防衛の条文をテーマの中心に置き、最高人民検察院の映像センターの指導のもとで、実際の司法の現場で判断が割れる部分を作品に落とし込んだ。だから物語は「誰がやったか」を早い段階で明かし、そのうえで「それは防衛か、それとも殺意か」を延々と問い続ける形になっている。同じ事実に対して検察院の中でも意見が割れる会議の場面は、その姿勢が最もよく出ているところだ。

裁く側が、裁かれる側に回る

十四年前、段鴻山は李沐風の行為を「防衛の度を越した」と判断し、その結果として李沐風は四年を服役した。物語の現在、その段鴻山自身が人を死なせ、「これは正当防衛だ」と主張する側に回る。判断を下してきた人間が、今度は同じ物差しで測られる——この入れ替えが全体の背骨になっている。加えて、元妻の雷爽は検察官から弁護士に転じた人物として、制度の内側と外側の両方から段鴻山を見る位置に置かれる。立場が変われば同じ条文の読み方も変わる、という構図が、人物配置そのものに組み込まれている。

事件の背後にある社会の問題

三つの事件は、それぞれ別の社会問題を抱えている。家庭内暴力から逃げられなかった女性、学校でのいじめとその後も続く周囲の視線、そして事件が報じられたあとに当事者へ向かう世間の目である。服役を終えた李沐風が、身分証を見せるたびに疑われ、家族からも遠ざけられる描写は、罪を償ったあとに何が残るのかという問いとして置かれている。中国のメディア評でも、法廷の外にある「世間の声」の圧力を描いた点が取り上げられた。一方で、検察官が単独で調べを進める場面や、重要な証拠品の捜索を部外の人物に手伝わせる展開については、手続き上あり得ないという指摘が視聴者から出ており、豆瓣6.0点(22,333人)という数字にはその不満も含まれている。

撮影と、日本での視聴方法

撮影は2023年10月12日に寧波でクランクインし、同年12月29日に終了した。作品全体が雨と曇りの多い画面で統一されているのも特徴で、この徹底ぶりは中国の視聴者の間でも話題になった(やりすぎだという声もある)。中国では2025年7月9日にiQIYIの「迷霧劇場」で配信が始まり、7月14日から北京衛視と東方衛視でも放送された。受賞では、第16回マカオ国際テレビ祭で作品賞・主演女優賞・助演女優賞・撮影賞にノミネートされ、2026年1月には2025年第3四半期の優秀ネット視聴作品に選ばれている。日本ではチャンネル銀河が2026年5月19日から月〜金の朝9時30分枠で放送し、2026年8月5日(水)24:00(=6日0:00)からも放送される。日本国内での配信は2026年7月27日時点で確認できていない。

💬 トクちゃんのコメント

トクちゃん

豆瓣6.0点。 第1話でベテラン検察官が血まみれで自首してくる——という掴みが強く、そこから十四年前の事件へ遡っていく構成に引き込まれます。裁く側が裁かれる側に回るという入れ替えがこの作品の核で、法廷ものというより「同じ数秒をどう呼ぶか」を巡る話。高叶と张鲁一の押し引きは見応えがあります。一方で、証拠品の捜索を部外者に頼む展開など、手続きとして不自然な場面には中国の視聴者からも指摘が出ており、点数が6.0にとどまった理由はそのあたり。法律ものが好きな方、社会問題を扱う作品を観たい方に向いています。チャンネル銀河の深夜放送で、まずは第1話から観てみてね。

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